「車両保険」とは、契約している自動車が事故で破損した場合の修理代などが支払われる保険です。
たとえば、
「交差点で出会い頭の接触事故。こちらにも落ち度(過失)があるので、自分のクルマの修理代を
50万円くらい払わないといけないらしい……」
「せっかくの新車なのに、駐車場で当て逃げされてしまった。修理代にかなりかかりそう……」
「ガードレールに突っ込んで、クルマが大破してしまった」
「自宅の駐車場から愛車が盗まれてしまった、どうしよう!」
このような場合の損害を補償してくれるのが車両保険です。つまり、対人や対物保険は他人のための賠償保険ですが、車両保険は自分のクルマのための保険というわけです。
一般的に車両保険は、高価なクルマや過去の事故率が高いクルマほど、保険料が高くなる傾向があります。
補償の金額(保険金額)は、契約するクルマの種類や年式に応じて「時価額」により決まるので、50万円の時価額のクルマに300万円の保険を付けたり、500万円のクルマに100万円の保険を付けたりすることはありません。
補償の金額決定は自由に選べないものの、車両保険の補償の内容は自分で選択することができます。
車両保険の種類や自己負担額(免責金額)の設定を変えることによって、保険料が大きく変わってきますので、必要な補償の内容を確認した上で契約することをおすすめします。
車両保険の種類は大きく4種類あり、「一般」「車対車+A」「車対車」「限定A」の順で補償範囲が狭くなり、それに伴って保険料が安くなります。
「一般」は保険料は高くなりますが、自分のミスで起こした単独の自損事故や、当て逃げによる損害もカバーしてくれるので、車両保険としてはパーフェクトに近いものだといえます。
「車対車+A」は、「一般」から、単独事故と当て逃げを除いた事故が補償の対象となります。盗難のほか、走行中に前のクルマが跳ね上げた小石等で窓ガラスが破損したようなケースでも補償の対象となり、保険料は「一般」と比べるとかなり安くなります。「当て逃げや、自分のミスで事故を起こしたときは潔くあきらめよう」と思われる方には、この保険をおすすめします。
さらに保険料の安い「車対車」は、他のクルマとの接触による損害に限定して補償されます。最近はクルマの盗難が増えてきており、高級車や人気モデル車に対する車両保険としては、あまりおすすめできない車両保険といえます。